自由の女神。ミロのヴィーナス。モナ・リザの微笑。誰もが知っていて、幸運な人だけが直接鑑賞できる、そんな美術品を運ぶ仕事。世界にふたつとない芸術的遺産を扱うこの業務は、まさに日本通運の高度な輸送技術とノウハウを体現しています。
「日本におけるフランス年」で日本にやって来たパリ・ルーヴル美術館蔵の「民衆を導く自由の女神」。カンボジアから貴重な文化遺産を運んだアンコール・ワット展。前者ではジャンボ機に絵が収まらず、日本で初めて特別仕様の、エアバス社「ベルーガ」をチャーター。後者の仕事では壊れやすい砂岩の仏像を取り扱うため、綿密な事前調査と計画作成のもと、細心の注意を払って輸送。バン車すらないカンボジアでオープントラックに作品を積み込み、慎重に同じルートを辿って無事送り返しました。

「さわってはいけない」ものを梱包し、取り扱うプロの技術と、振動や空調に細かく配慮した輸送手段。この2つが高度に調和して、はじめて、私たちは皆様に、本物を目の当たりにする喜びをお届けできるのです。
かけがえのない美術品だからこそ、細心の注意を払っています。
※ 東日本大震災の諸情勢により開催時間等が変わる可能性があります。最新の情報は各展覧会公式サイト、ハローダイヤル等でご確認下さい。
本展覧会ではロシア・サンクトペテルブルクに位置するエルミタージュ美術館の300万点ともいわれる所蔵品より、16世紀から20世紀における西欧絵画の「顔」ともいうべき秀作の数々を紹介します。
ティツィアーノに代表される盛期ルネサンスのヴェネツィア派絵画から、17世紀バロックの巨匠ルーベンスやレンブラント、18世紀イギリスの肖像画家レノルズ、19世紀ロマン派ドラクロワ、印象派のモネ、近代絵画の父セザンヌ、20世紀初頭に活躍したマティス、ピカソまで、83作家の作品、全89点。まさに400年にわたる西欧絵画の歴史をたどる豪華ラインナップです。特に注目されるのは、マティスの最高傑作の一つである《赤い部屋(赤のハーモニー)》。東京では実に約30年ぶりの来日を果たします。
ジョシュア・レノルズ
《ウェヌスの帯を解くクピド》
1788年/油彩・カンヴァス
©Photo: The State Hermitage Museum, St. Petersburg, 2012
かつて強大な海軍力と交易による富を背景に、東地中海世界に君臨した都市国家―ヴェネツィア共和国。13世紀に黄金時代をむかえ、16世紀ルネサンス期には爛熟期に至ったその歴史は一千年にもおよびます。
本展では、宮殿や人々の高貴な生活を彩った品々から、カルパッチョやベッリーニ、ティントレットなどヴェネツィア派を代表する芸術家の作品、また未公開作品を含めた約140点により、ヴェネツィア一千年の歴史を探ります。
《二人の貴婦人》
ヴィットーレ・カルパッチョ 1490-95年頃
テンペラ・油彩、板 94.5x63.5cm
コッレール美術館
© ヴェネツィア市立美術館群財団