進化する物流の先に
AFTER LOGISTICS EVOLUTION

モノを届けたい人と、モノを手に入れたい人。その点と点を結ぶことこそ、物流が担う大きな意味。
時代の変化により生まれた課題を解決するために、これまでになかった幸せを人びとにもたらすために、
物流はいま、大きな進化を遂げようとしています。その一例をご紹介します。

クロスボーダー輸送で ASEAN物流の未来を切り開く

EPISODE.01
クロスボーダー輸送

東南アジア地域は、経済成長の高まりとともに内需が拡大し、「消費市場」へ変化を遂げ、モノの流れも、ASEAN域内の生産物流の増加が見込まれています。このようなASEAN物流の将来を見据え、日本通運は世界の一大市場であるマレーシアやシンガポール、さらなる成長が見込まれるCLMV(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)へ、タイを基点にクロスボーダートラック輸送を展開。また、消費財の販売物流に対応する付加価値の高い物流サービスの提供を含め、各国の市場特性に合わせた物流基盤の整備を進めています。経済を支える確かな物流体制の構築が求められる同地域において、日本通運は世界のニーズに迅速に応え、新たな物流のカタチを切り拓いていきます。

24時間稼働する生産ラインを 確かなロジスティクスで支える

EPISODE.02
生産直結型ロジスティクス

日本通運は各国の自動車産業が集まるアジア各地、北米・メキシコ、欧州などに、工場隣接の倉庫を配備し、24時間稼働の生産ラインに部品を供給する生産直結型ロジスティクスサービスを展開しています。全世界の部品供給に対応するため、自動車業界のサプライチェーンを熟知した営業とオペレーション人材を育成し世界各地に配置し、業界の変化に合わせたビジネスモデルの開発と水平展開を行い、スムーズな生産・販売プロセスを実現しています。効率性と生産性が求められる自動車産業だからこそ、輸送効率をさらに高め、24時間、絶え間ない生産体制を維持する最適なロジスティクスを実現する。それが日本通運の自動車産業に対する使命です。

物流をリアルタイムで見える化し 在庫を最適化する

EPISODE.03
情報システム

複数の店舗で同時に商品を販売した場合、在庫を多く持っておく必要があります。日本通運が、独自に開発する情報システムを使用することで、調達から販売までをワンストップで提供し、効率的なロジスティクスを実現することが可能になります。調達・生産・流通・販売の一連のプロセスを情報で結び、総合的に管理することをサプライ・チェーン・マネジメントといい、当社では独自の情報システムを活用して、効率的なサプライ・チェーン・マネジメントを行い、リアルタイムで貨物の状態を把握することができます。

《IT活用事例》

物流の仕組みを変えて、 大量輸送を可能にする

EPISODE.04
共同輸送

あるビールメーカー2社は、元々それぞれの物流体制を構築しており、工場からお得意様まで配送を行っていました。しかし、社会問題でもあるトラックドライバーの不足により、スキームが、不安定なものに。中でも、物流面で課題を抱えていたのが、石川県・富山県への輸送でした。日本通運はこれまでの業界の常識を変える、共同輸送を提案。各メーカーの輸送を一括して行うためには、安定的に、大量輸送を行う必要がありました。それにあたり、各メーカーの工場をエリア集約することで、共同輸送を可能とし、さらに、鉄道輸送の安定した定時運行と一度に多くのものが運べるという強みを生かし、安定的に大量輸送を行うことを実現させました。

《新たな物流体制》

データサイエンスで、 グローバル企業の サプライチェーンを変える

EPISODE.05
データサイエンスを駆使した
サプライチェーンデザイン

グローバル化を進める多数の企業は、生産と消費を結ぶサプライチェーンの最適化が課題としています。その中で、日本通運は、既存のサプライチェーンから生成される多種多様で膨大なデータ“ビッグデータ”から、モノの軌跡を追い、最適な製造拠点や輸配送ネットワークをスピーディーに分析し、最適なサプライチェーンをデザインしています。物流業界でもデジタル化の大きな波が押し寄せており、この状況をチャンスと捉え、新しい物流の可能性を探求し続ける日本通運の強みを生かし、これからの未来を切り拓いていきます。

数々の文化遺産を取り扱う、 高度な専門輸送技術

EPISODE.06
専門輸送技術

世界文化遺産、奈良・法隆寺。この寺で東日本大震災からの復興を祈念する展示会への出品のために国宝・地蔵菩薩立像の梱包輸送が行われました。作業を行う日本通運美術品事業部では、さまざまな美術品の取り扱い、材質や製作技法、歴史背景に至るまで幅広い知識を習得し、これまでにも世界的遺産を含む多数の作品の梱包・輸送・通関・開梱、展示業務に携わってきました。文化財の中でも、細かな装飾や彫刻が施された仏像は輸送の難度が最も高いとされ、仏像の最も脆い部分をチーム全体で把握し、独自に開発した最も負荷が少ない方法で梱包を行うなど、スタッフの熟練の技術に加え、高度な輸送手段も日本通運の強みです。

We Find the Way

国内外に広がるネットワークと複数の輸送手段で、
どんなものでも、どこへでも、どんな方法でも運ぶことができるのが私たち日本通運です。
その中でもただ一つの最善の方法を見つけ出し、必ずやり遂げることに強くこだわっており、
この点こそが、お客様から選ばれ続けてきた最大の理由です。

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