ジェネリック医薬品について
国民医療費が毎年増大するなか、医療費の抑制につながると期待されているのが「ジェネリック医薬品」。
新薬からジェネリック医薬品に変更することで、みなさんの家計にもやさしく、さらに医療費の節減にも大きな効果が期待できます。ジェネリック医薬品のメリットを正しく理解し、医療費の節減にご活用いただけるよう、ぜひ、ご一読ください。
ジェネリック医薬品とは
先発医薬品の特許期間(20~25年)が終了後、先発医薬品と同じ有効成分を含み、効き目や安全性が同等であることを条件に承認された医薬品です。
新薬と同じ有効成分ですが、開発費が抑えられるため、低価格で提供することができます。
ジェネリック医薬品でお薬代を節約
新薬からジェネリック医薬品に変えると、窓口で支払う薬代を安くできます。
かぜ等、短期間しか服用しない薬ではさほど変わりませんが、脂質異常症や高血圧症、糖尿病といった慢性的な病気で、長期にわたり薬を服用する人の場合は、大きく薬代を減らすことができます。
NXグループ健保のみんなの健康ナビ(Pep Up)に登録いただきますと、「メディカル」「医療費」で確認できます(被保険者のみ)ので、ご活用ください。
医療機関で処方された医薬品とジェネリック医薬品との差額を確認することができます。
ジェネリック医薬品のある先発医薬品を希望すると自己負担が増える場合があります
2024年10月より、ジェネリック医薬品がある先発医薬品(長期収載品)の処方を希望する場合、医薬品によっては、それらの薬価の差額の1/4相当が自己負担に加算されます。
この機会にジェネリック医薬品の積極的な利用をお願いいたします。
次のいずれかに該当する先発医薬品であること
- ジェネリック医薬品が初めて薬価基準に収載されてから5年を経過した先発医薬品(ジェネリック医薬品への置換え率が1%未満のものは除く。)
- ジェネリック医薬品が初めて薬価基準に収載されてから5年を経過しない先発医薬品のうち、ジェネリック医薬品への置換え率が50%以上のもの
医師または歯科医師が、先発医薬品の処方等または調剤をする医療上の必要があると判断する場合を除きます。
ジェネリック医薬品に替えてもらうには?
まずは医師に聞いてみましょう
現在治療中の方で、ジェネリック医薬品に変更されていない場合は、医師に尋ねてみましょう。
なかなか言いにくいかもしれませんが、「私もジェネリック医薬品を使えますか?」の一言で薬代が大幅に安くすむかもしれません。
厚生労働省の働きかけもあり、ジェネリック医薬品の活用に積極的に取り組む医療機関が増えています。
あまり難しく考えずに、気楽に尋ねてみましょう。