岩手医科大学附属病院移転

地域屈指の大学病院のお引越し
~ 創立120周年を記念する一大プロジェクト ~

岩手医科大学附属病院は高度医療を提供する地域屈指の大学病院。安全かつ患者さんを中心に考える「患者さんにやさしい病院」を目指し、岩手医科大学120年記念事業の一環として、新病院への移転プロジェクトを進行してきました。
当社は、この前代未聞の大規模移転を安全、着実に実施するために全国から人員と車両を集結させ、万全の体制で患者搬送に取り組みました。

旧病院で荷物の積込みを行う日本通運トラック

概要

  • 病床数1200床。新病院との距離約10㎞。東北最大級の大規模移転
  • 移転当日こそいつも通りに。徹底して行われた関係者の方とのすり合わせ
  • 周辺道路を通行止めにし、1日で患者を新病院に搬送

岩手医科大学附属病院移転計画とは

岩手医科大学附属病院は「誠の精神に基づく、誠の医療の実践」を基本理念に掲げ、永年にわたり医療・教育・研究の三位一体をもとに高度医療を提供してきました。しかし、最先端の医療に対応した教育、診療を行うには内丸キャンパスは狭隘で拡張が困難なため、矢巾地区への総合移転計画を策定しました。
当社は、幅広い病院移転の実績から今回の移転業務をご依頼いただく運びとなり、企画から移転まで約1年にわたってこの壮大な引越プロジェクトに取り組んでまいりました。

地域屈指の病院を移転

医療機器はもちろん、研究設備や医局まで、膨大な物量を10㎞離れた新病院まで輸送する必要がありました。

2019年5月から10月までの延べ台数

定期的に行われた病院内外との綿密な打ち合わせ

多数の部門が存在する岩手医科大学附属病院。病院側の移転担当者だけでなく、部門ごとに細かくヒアリングを実施し、最も業務に支障のないスケジュールとなるよう打ち合わせを重ねてまいりました。また、患者搬送に向けた輸送手段や交通規制の準備のため、公的機関との調整も並行して進行し、地域全体の足並みを揃えることに注力いたしました。

  • 細かい打ち合わせのうえ作成した計画表

  • 公的機関と連携して交通規制の対応を実施

総勢2500名。日本通運が総力を挙げて取り組んだ移転作業

約半年にわたる入念な打ち合わせと準備を続けてきたことで、患者搬送当日は始終穏やかな雰囲気の中進行し、無事輸送作業を完了することができました。今回の移転計画に関わった作業員は約2500名。日本通運ならではの作業力が発揮された移転プロジェクトとなりました。

  • 新病院で患者到着を待つ間も入念な打ち合わせ

  • 人員を集結し、万全体制で臨んだ搬出作業

  • 新病院に到着し、患者を搬送する救急車

  • 大切な医療機器を厳密に梱包し、搬入

関係者の声

各部門と細かいスケジュール調整をしてもらい、大変助かりました。
岩手医科大学附属病院移転 移転準備室長様

 日通担当者にはこれまでお願いした部分について、大変よくしてもらったと思います。また、各部門と日々細かく調整してスケジュールを組んでいただけたので、大変助かりました。

担当者から

移転前日も当日も変わらない安心感をもっていただけるよう、事前打ち合わせに力を入れました。
日本通運株式会社 盛岡支店 担当者

 今回一番力を入れたのは病院内の調整でした。大学病院なので研究室から医局まで多数の部門の対応が必要となるため、各部門との打ち合わせを細かく行いました。移転当日、お客様にもスムーズにご協力いただけたのは、打ち合わせできちんとすり合わせができたからだと思っています。今回の経験を活かし、今後も安心して任せていただけるサービスを提供していきたいです。

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