地方独立行政法人 市立吹田市民病院

地域の中核を担う総合病院のお引越し
~ 安全・確実に病院機能をまるごと運べ ~

当社は、2018年11月30日(金)から12月3日(月)、地方独立行政法人 市立吹田市民病院(以下、市立吹田市民病院)の移転プロジェクトに携わりました。
市立吹田市民病院は、病床数431床に及ぶ総合病院。病院機能はもちろん、患者を安全に移送するため、当社が移転の約半年前から入念に取り組んだ、今回の移転プロジェクトをご紹介いたします。

概要

  • 病床数431床に及ぶ総合病院をまるごとお引越し
  • 患者様を安全に運ぶため、詳細な作業計画の立案と本番さながらのリハーサルを実施
  • 始終落ち着いた雰囲気の中、速やかに完了した移転作業

市立吹田市民病院移転とは

市立吹田市民病院は地域の中核となる総合病院として、36年にわたり市民の生活を支えてきました。しかし、施設の老朽化が顕著となったことから、2013年より北大阪健康医療都市となるJR岸辺駅前への移転計画を開始しました。
当社は患者様を安全に移送するため、移転の約半年前から院内に駐在し、厳密な現状調査を実施。病院関係者と密に連携をとり、病院機能を止めることなく移転作業を完遂するための計画と準備に取り組んでまいりました。

  • 36年間市民の生活を支え続けた旧病院

  • 旧病院に掲示されていた感謝の声

移転の物量

診療科数23科、病床数431床にも及ぶ病院内の精密機器からカルテ、レントゲンフィルムまで、様々な物品の輸送に対応いたしました。

事前・事後作業:11月12日から12月7日

徹底的な計画と実績にもとづいた輸送環境の整備

当社は、移転の2か月前から綿密なリハーサルを実施。患者輸送に重点を置き、本番さながらのシミュレーションを実施したうえで、役割分担や輸送車の台数算出を行いました。他にも、交通情報、曜日、天候など、あらゆる条件を考慮し、最適な輸送環境を整えました。

  • シミュレーションによって輸送車の台数を算出

  • モニタで輸送車の搬送状況を把握し作業を効率化

  • 汚れがつかないよう新病院内を隙間なく養生

  • カラーテープで搬送経路を可視化

患者の安全を第一に、速やかに進められた移転作業

万全の状態で迎えた患者輸送当日は天候にも恵まれ、スムーズに作業を進行。半年間積み上げてきた信頼関係があったことで、病院関係者の方々も始終落ち着いて患者輸送を遂行することができました。
こうして予定通り移転作業は完了し、無事、12月4日(火)の開院の日を迎えることができました。

  • 患者輸送当日、病院関係者の方を含めた朝礼の様子

  • 作業計画書を配布し作業の流れをしっかり共有

  • エレベーターの連携を徹底し、患者様の負担を軽減

  • 小さな医薬品も丁寧に輸送

関係者の声

日本通運様には臨機応変に対応していただき、前向きに進めていただき助かりました。
市立吹田市民病院 看護局 ご担当者様

 当院の患者搬送は、100名近い職員を動員し、患者様の安全を第一優先で行いました。当日は参加する職員に声出しでの確認作業で開始し、お天気も良く無事搬送を終えることができました。
 日本通運様には臨機応変に対応していただき、病院とも協力しながら前向きに進めていただき助かりました。

担当者から

安全に患者様を移送するという病院スタッフの思いを軸に、分かりやすさ最優先で計画を進めました。
日本通運株式会社 大阪支店 担当者

 市立市民病院様の移転においては、万全の体制で患者移送を行う方針で安全に患者様を新病院へ移送するという病院スタッフの思いを軸に、作業工程表等分かりやすさを最優先に計画を進め実施いたしました。
 患者移送当日、天候にも恵まれ、無事に患者移送を終えたことを病院スタッフ含めみんなで共感できたことがとても印象深かったです。ありがとうございました。

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