突然の海外赴任。家族はどうする?
海外赴任が決まった際、「家族を連れていくかどうか」は重要な検討事項です。
連れていく場合、新たな環境での生活や教育、医療などの面での課題が生じる可能性がある一方で、共に新たな文化や経験を共有することもできます。
どちらの選択をするにせよ、家族と自身の幸福や安全を最優先に考え、慎重に相談し、決断をする必要があります。
家族は連れて行く?日本で暮らしてもらう?
会社等の都合で海外赴任が決まった際、事前に様々な手続きや準備が必要です。特に、ご家族がいる方にとっては、家族を連れていくかどうか、日本でそのまま暮らしてもらうかを第一に考える必要があります。
海外へ一緒に行く場合、日本でそのまま暮らす場合のポイントやメリットデメリット、手続き等を確認して、ご家族や自身に最適な選択をしましょう。また、いずれの場合も、早めに準備をおこない、どんな対応が必要なのか確認をして、スムーズな海外生活をはじめましょう。
家族と一緒に行く場合のポイント
家族の生活
海外赴任で家族を帯同する場合、何と言ってもこれまで通り家族全員で過ごすことができるというメリットがあります。また、特にお子様がいる場合は、新しい文化や言語に触れることで、国際的な視野を広げることができます。
手続き
海外赴任する場合、住民票や納税などの公的手続き、銀行や生命保険等の契約の確認・届け出など、細々した対応が必要です。ご家族も帯同する場合は、ご家族も同様な対応が必要になります。
住宅
ご家族を連れていく場合は、特に赴任先の住環境を事前にしっかりと準備を整えなければなりません。
住宅については、戸建てやマンションなどの物件タイプ、日本人がどれくらい住んでいるか、通勤・通学・買い物のアクセス性などのエリア、警察や病院の位置、自身の通勤やお子様の通学の経路など、安全や治安について検討する必要があります。
そのほか、家賃や築年数・家具の有無・滞在期間についても欠かせません。
教育
お子様の教育環境については、日本語学校、私立在外教育施設、インターナショナルスクール、現地校、補習授業の5つの主な選択肢があります。
また、未就学児の場合の受け入れ年齢を基準に、どんな施設があるか把握しておく必要があります。幼児教育については、国や地域で制度が大きく異なりますので、HPやSNSでの確認の他、現地到着後に改めてしっかりと情報収集をおこないましょう。
医療、メンタルヘルス
海外滞在中は、気候や衛生状態などの環境の変化により健康問題が発生しやすくなります。ご自身、ご家族併せて健康診断の受診、予防接種、国や地域によっては証明書の準備、持病の対策をおこないましょう。
家族は日本で暮らす場合のポイント
家族の生活
家族は日本で暮らす場合、通院している医療機関や、子供の学校を変更せず、これまで通りの住環境で安心して暮らすことができるというメリットがあります。しかし、家族と離れて生活するという心理的な負担や、家事育児を分担できないという悩みも。
住宅
家族全員で渡航する場合は、留守宅を処分するか、空き家にして管理するか、賃貸契約するかの対応が必要ですが、ご家族が残る場合は通常通りの生活・メンテナンスが可能です。
車
住宅と同様、売却や譲渡をせずに持ち続けられるという安心感があります。
また、現地で車を使う場合は、渡航後に試験を受けて免許を取得するか、日本の免許から現地の免許に切り替えるなど、国や地域によってさまざま。事前に情報収集、準備をおこないましょう。
ペット
手荷物として連れて行ったり、ペット単体で輸送をする選択肢がありますが、検疫やワクチン接種等、対応事項が多くあり、いずれもストレスを与えてしまう可能性が高いです。また、種類によっては連れていくことができない場合も。日本でペットと暮らす家族がいると、ストレスを与えず安心して暮らせそうです。
家族で話し合い、円滑な海外赴任をしましょう
海外赴任へ家族を帯同するかどうかは、家族との話し合いを重ね、メリットとデメリットを考慮した慎重な決断が必要です。いずれにせよ、手続きが煩雑で、どこから手を付けてよいかわからないという方も多いようです。ご家族と一緒でも、単身でも、日本通運へ連絡いただければワンストップでサポート!ぜひ、お気軽にご相談ください。