この商品は以下のキーワードに興味のあるお客様におすすめです
現在、上海空港では航空便にキャンセルが多発しており、航空輸送を活用した日本向けの貨物に遅れが生じています。一方で海上輸送についても上海港の混雑により、コンテナ船のスケジュールの乱れが顕著になっています。このような課題に対応するため、当社では高速フェリーを利用して上海から大阪・神戸を5日間で結ぶ新たなサービス「関西特快」の販売を開始しました。
「関西特快」は、スピード、定時性、輸送品質に特徴を持つ、上海から関西向けの小口混載の輸送サービスです。そのため、電子機器や精密機器など、サプライチェーンの円滑な流れが必要とされる貨物において納品の予定が安定するとともに、物流の遅延によるBCPへの対応としてもご活用いただけます。
「関西特快」は、以下のようなお客様の声にお応えすべく開発したサービスです。
「関西特快」は、高速フェリーを利用することで、上海(江蘇省・浙江省を含む)から大阪・神戸に向けて、貨物を速く安定的かつ高品質で輸送することを実現します。
「関西特快」は、日中国際フェリーを利用した高速な混載サービスです。そのため、上海浦東空港の混雑で影響を受ける航空輸送の、安価な代替手段としても利用が可能です。以下では、「関西特快」の特徴である、輸送のスピード、スケジュールの安定性、きめ細かい対応が可能な高いサービス品質、の3点からそれぞれの特徴を紹介します。
輸出通関後、海上コンテナの置き場であるCY(コンテナヤード)や、小口貨物を混載するCFS(コンテナフレートステーション)に貨物を搬入する場合、一般的には本船入港の2日前が受付の締め切りになります。一方、当サービスは、本船が出港する前日の17時を締め切りとしているため、余裕を持って出荷の調整ができるとともに、急ぎの輸送についても柔軟に対応することができます。かつ、上海CFSから日本側(大阪または神戸)のCFSまで最速5日間で輸送するので、トータルのリードタイムを大きく短縮することが可能です。
*大阪港到着の場合は大阪CFSまで、神戸港到着の場合は神戸CFSまでのサービスとなります。
当サービスでは、毎週月曜日と金曜日の10時に書類の受付を締め切り、通関後、17時までにCFSへ搬入された貨物を載せたフェリーが、翌日12時に上海を出発します。スケジュールが安定しているフェリーを活用しているため、出荷や搬入の計画を立てやすいのが特長です。
特に土曜日の出航船をご利用いただくと、土日休日のお客様は3営業日という短期スケジュールで日本側CFSへの到着が可能になります。
*BOOKINGカットについて、火曜日出航船は前週金曜日12:00、土曜日出航船は木曜日12:00となります。
上海出発から日本到着までの作業オペレーションは、一貫してNXグループが管理するため、高い品質による輸送を実現することができます。特に中国側は、当社のグループ会社である現地法人、上海通運国際物流有限公司が対応しており、丁寧かつ細かい対応が可能です。
また、フェリーへの積み込みはトレーラーが自走して行うため、クレーンを用いてコンテナを積載する場合と比べ、衝撃は大きく抑制されます。加えて、ショックウォッチラベルを貨物に貼ることにより、衝撃の度合いを可視化して破損によるトラブルにも対応できるようにしているため、繊細な取り扱いが必要な電子機器や精密機器の輸送にも安心してご利用いただけます。
このように「関西特快」は、上海における空港や港の物流面の課題に対応するため、速く、安定的に、高い品質で関西方面へ輸送することのできる新たなサービスです。
またこの他にも、日本通運が持つ総合力を活かし、お客様のニーズに応じた新たな輸送サービスを開発しています。国際輸送について疑問やご要望がある場合は、是非当社にご相談ください。
関東甲信越ブロックフォワーディングビジネスユニット 国際海運統括部営業企画グループ