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トラック輸送、海上輸送、鉄道輸送などを組み合わせて、環境に配慮しつつ最適な輸送ルートをご提案するのが日本通運のモーダルシフト型輸送サービスです。
物流におけるCO2排出量の削減に加えて、輸送効率の向上やBCP対応にも有効なため、様々な社会課題への解決にも繋がります。
モーダルシフトとは、環境負荷の低い輸送手段 (Modal) へと転換する(Shift)ことです。例えばトラックによる貨物輸送を、CO2の排出量が少なく大量輸送が可能な、鉄道輸送や海上輸送などに切り替えることなどが該当します。
近年、モーダルシフトは、地球温暖化対策として注目されていますが、それだけではなく、省エネルギー化や労働力問題の解消、道路混雑の緩和など、様々な社会課題への対応策としても期待されています。
今日、様々なところで、脱炭素社会の実現に向けた議論がされる中、物流についても、より環境や社会にやさしい運用への移行が強く求められています。
このような中、お客様から次のような課題をお聞きしています。
「環境への取組みを強化したいのだけど、どこから手を付けたらよいのか分からない」
「物流の一部ではなく全般を見直すことで、CO2排出量を削減したい」
「脱炭素への取組みと、輸送の効率化やBCP対応にもつなげたい」
日本通運ではこのような課題に対応するため、次のような輸送方法をご提案し、CO2排出量の削減をはじめとしたお客様の課題解決に向けた取り組みをおこなっています。
海上輸送と鉄道輸送を組み合せた、国内複合一貫輸送サービスが 「Sea & Rail Service」になります。本サービスでは、海上輸送と鉄道輸送の共通コンテナを使用することにより、コンテナ内の荷物を積み替えることなく、スムーズな一貫輸送が可能。かつ、商品損傷発生のリスクを抑えることもできます。
また、従来の北海道ルートに九州ルートが新しく加わったことで、より広域にご利用できることになりました。
以下では、Sea & Rail Serviceならではの、モーダルシフトによる特徴を3つに分けて紹介します。
鉄道輸送によるCO2の排出量はトラック輸送の1/13、海上輸送は1/5と言われており、 この2つの輸送モードを組み合わせたモーダルシフトは、環境社会への大きな課題解決に繋がります。現在、長距離輸送でトラック輸送を多用しているお客様や、環境に配慮した物流を検討されているお客様には、CO2の削減に即効性のあるサービスとなります。
海上と鉄道の両方で利用可能なコンテナを使用することで、災害時にも輸送手段や輸送ルートを速やかに変更し、既存のサプライチェーンを確保することができます。平常時から、あらかじめ輸送ルートを複線化しておくことで、自然災害でルート断絶が発生した際にも事業継続が可能となります。
労働力人口の減少や、輸送の高頻度小口化が進んできたことから、トラックドライバーの不足が社会課題となっています。また2024年4月には労働基準法が改正され、自動車運転業務の時間外上限が規制されることになります。これらに対応するためにも、大量の貨物を一度に運ぶことができる鉄道輸送や海上輸送への切り替えは、効果的な解決策となります。
日本通運では、全国主要8港を結んだ定期高速船の運航を行っています。東京港~苫小牧間、東京港~博多港間は中1日での輸送が可能で、遠距離となる北海道や九州・沖縄間であっても一貫した輸送を行うことができます。
また13メートルウイングトレーラに加え、当社オリジナルサイズの12フィートコンテナや20フィート冷凍コンテナでの輸送にも対応しています。そのため、少量のロットから大量のロットまで、食品、飲料、紙や資材関連商材など、様々な業界のお客様に幅広く活用いただいています。
日本通運の鉄道コンテナ取扱駅は、北海道から九州まで120カ所に点在していることから、全国のどの都道府県でも集荷や配送が可能です。また、小ロットでの輸送や、温度管理が必要な冷凍・冷蔵の商品も輸送することもできます。
さらに、当社は独自の31フィートコンテナを所有しているため、コンテナを開けてトラックから貨物を積み替えることなく、そのままトラックにコンテナを載せ替えて輸送することも可能です。
これらのサービスは、全国規模のネットワークと輸送ノウハウをもつ日本通運が、物流サービスのクオリティを保ったまま、一貫して実施することができます。
いずれの輸送モードでも、お客様のニーズに合わせてきめ細やかな対応を行っていますので、詳細については、ぜひ、お問い合わせください。
日本通運㈱ネットワーク商品企画部