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日本通運が展開するSea & Railサービスのシリーズ。環境配慮型の輸送手段で、将来的な労働力不足などにも対応する輸送サービスで、年々、拡充を図っています。そのひとつ、国内中継輸送サービス「Sea & Rail FT(Feeder Transport)」は、外航コンテナ船が寄港する国内主要港(博多港・東京港・苫小牧港)とお客様とを繋げます。
日本通運の内航RORO船「ひまわり」による国内中継輸送です。外航コンテナの取り扱いが多い東京港を起点に、北は北海道・苫小牧港まで、南は福岡・博多港まで輸送しています。一般的なコンテナ船に比べて、リードタイムが短い点が特長です。そのポイントを3つに絞ってご紹介します。
コンテナはコンテナ船で運ぶのが主流ですが、寄港地が複数あること、また便数が少ないことから、一般的にコンテナ船はRORO船より利便性に欠ける側面もあります。しかし、日本通運の内航システム船は週5~6便とデイリー運航しており、利便性が高いと好評いただいております。
日本通運は苫小牧~東京~博多をデイリー運航にて行っており、定期船の特性である安定的な運航と高定時性に加え、コンテナ車両ごと積み下ろしするRORO船での輸送であることから、本船から短時間でコンテナを下ろすことができます。また、RORO船ヤードには大型荷役車両機器が配備されていないのが一般的ですが、日本通運は寄港地に荷役車両(フォークリフト)を配置しており、コンテナの速やかな受け渡しが可能です。
海上輸送のみならず、鉄道、またはトラックを利用し、地方港から最終目的地までの発着間をワンストップで日本通運が受け付けることができます。
リードタイム短縮のみならず、さまざまな課題も解決する「Sea & Rail FT」。今回は、物流業界では避けられないCO2排出量と労働問題について、「Sea & Rail FT」がどのように解決に繋げるかをご紹介します。
陸上輸送、なかでもトラック輸送によるCO2の排出量は、船舶輸送の約6倍と言われています。そのため、トラック輸送を海上輸送に変更するだけで、かなりのCO2排出量削減に繋がります。現在、長距離でトラック輸送を多用しているお客様や、環境に配慮した物流を検討されているお客様には、CO2の削減に即効性のあるサービスとなります。
労働力人口の減少や、輸送の高頻度小口化が進んできたことから、トラックドライバーの不足が深刻化。また2024年4月には労働基準法が改正され、自動車運転業務の時間外上限が規制されます。こういった背景から、2030年度には約35%の輸送力不足の可能性があると言われています。東京港と地方港をトラックでドレージしているお客様は、トラックではなく内航船で輸送することで長時間運転を回避できます。
今回は、国内中継輸送サービス「Sea & Rail FT」をご紹介しましたが、日本通運では、CO2排出量削減や2024年問題に対応すべく、さまざまなサービスを開発しています。お困りの際は、いつでも日本通運にご相談ください。
内航海運統括部