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日々、多くのお客様が課題として抱え、ご相談をいただく「2024年問題」「脱炭素経営」「働き方改革」「BCP対策」。このような課題を抱えるお客様へのソリューションとして、海上輸送と鉄道輸送をシームレスに繋げた物流サービス「Sea& Rail」をご提案しています。2024年に入り、足下の懸念も一層高まる中、当社では、お客様が選択できるルートを続々と拡充しています。なかでも今回は、九州エリアと関西エリアを結ぶルートについてご紹介します。
鉄道・海上の輸送力を活用してCO2排出量の少ない輸送モードに変換するモーダルシフトから、近年はモーダルコンビネーションに変化しています。「モーダルコンビネーション」とは、単にトラックから鉄道や海上へシフトするのではなく、各輸送モードの特性を生かしながら、総合的に柔軟に輸送モードを組み合わせ、お客様によりメリットがある輸送体系を実現するものです。激甚化・頻発化する自然災害やドライバー・労働者不足への対応、脱炭素化への取組など、物流面での多くの課題を乗り越えていくためには、様々な輸送手段を効果的に組みわせていくことが重要です。
九州エリアと関西エリアを結ぶ、北九州ルート(新門司港-大阪南港)、東九州ルート(大分港-神戸港・別府港-大阪港)、南九州ルート(宮崎港-神戸港)をシリーズに追加し、今後も新たなルートの拡充を計画し、お客様のニーズに合わせた柔軟なサービス提供を継続してまいります。
名門大洋フェリー航路を利用した北九州エリアと関西エリアを結ぶ
●Sea&Rail 北九州ルート(新門司港-大阪南港)
商船三井さんふらわあ航路を利用した東九州エリアと関西エリアを結ぶ
●Sea&Rail 東九州ルート(大分港-神戸港)
●Sea&Rail 東九州ルート(別府港-大阪港)
宮崎カーフェリー航路を利用したエキスプレスコーポレーションとの連携で
南九州エリアと関西エリアを結ぶ
●Sea&Rail 南九州ルート(宮崎港-神戸港)
労働力人口の減少や、輸送の高頻度小口化が進んできたことから、トラックドライバーの不足が社会問題となっています。また2024年4月には働き方改革関連法による上限規制の適用猶予が終わり、自動車運転業務の時間外労働の制限が以前より厳しくなります。それによりトラックで輸送できる距離の縮小、ドライバー不足による輸送量の減少、輸送コストの増加といった影響が予測されており、この状況が続いていくと、2030年度には34%の輸送力不足の可能性があると言われています。そのような運べなくなるリスクを回避するために、今のうちから鉄道輸送や海上輸送への切り替えといった対策を考える必要があります。
鉄道輸送によるCO2の排出量はトンキロベースでトラック輸送の1/10、海上輸送はトラック輸送の1/7と言われており、 この2つの輸送モードを組み合わせたSea&Railは、脱炭素社会の実現に繋がります。現在、長距離輸送でトラック輸送を多用しているお客様や、環境に配慮した物流を検討されているお客様には、CO2の削減に即効性のあるサービスとなります。
単一輸送モードに拘わることなく、平常時から輸送ルートを複線化しておくことで、災害時にも速やかに輸送手段やルートを変更できます。Sea&Railは、お客様の環境負荷低減に向けた取組みに加えて、2024年問題に見られるトラックドライバー不足問題の解消や輸送のサプライチェーン維持に向けたBCP対策として有効と考えられます。
当社独自のハイブリッドコンテナであるRSVコンテナを利用することで、途中で輸送モードが変わっても貨物を積み替えることなく、鉄道と海上間を容易にシフトできます。積み替え作業の省力化や、時間の短縮化といったメリットが、多くのお客様に好評をいただいています。
●モーダルコンビネーションSea&Rail シリーズ
https://www.nittsu.co.jp/v-site/40.html
●日本海側を経由する「Sea&Rail 日本海ルート」
https://www.nittsu.co.jp/v-site/70.html
●危険品輸送を可能にした、北海道発着「Sea&Rail DG」
https://www.nittsu.co.jp/v-site/71.html
●外航コンテナ 国内中継輸送サービス「Sea & Rail FT」
https://www.nittsu.co.jp/v-site/94.html
●Sea&RailシリーズによるCO2削減効果の確認にCO2排出量の算定・可視化「エコトランス・ナビ」
ネットワーク商品企画部