「ＮＸ東広島シャーシプール」は、高純度化学薬品（危険物・毒劇物）の取り扱い許可を有し、至近の半導体製造メーカーへの薬液納入を効率化、BCP対策と2024年問題を解決するための最適なソリューションです。隣地には半導体産業向け物流拠点「ＮＸ東広島ロジスティクスセンター」（広島県東広島市、約3,800坪）を構えています。
東広島の半導体製造メーカーへ納入される薬液はトレーラーで遠方から納入されるケースがあり、納品先での充填作業に約5時間を要しています。この方法では、2024年4月以降のトラックドライバー労働時間規制に抵触するリスクが高まり、安定した供給が困難になる可能性がありました。
これを解消するためＮＸは新しいスキームを提案。薬液をシャーシプールに一時留置し、ＮＸのトラクタヘッドで納品先へ輸送する方式に切り替えました。これにより、シャーシプールまで薬液を輸送後、トレーラーを交換して空車で戻ることが可能となり、ドライバーの拘束時間を大幅に削減できました。また、シャーシプールから納品先への輸送はＮＸが担当しますので、輸送業者の皆さまは法令を遵守した、効率的な運行が可能となります。
≪新スキーム全体像≫
シャーシプールは半導体工場から約5kmの場所に位置しており、オーダーに応じたJIT（ジャストインタイム）納入が可能です。365日年中無休で稼働しており、災害時や緊急時にも在庫を確保し迅速な納入が可能となります。シャーシプールには監視カメラが設置されており、90日間のデータ自動保存機能も備えています。
薬液を取り扱う荷主企業様にとって、東広島シャーシプールは効率的でリスクを低減する最適なソリューションです。BCP対策と2024年問題に対応し、安定した供給を実現するために、ぜひご検討ください。
「東広島シャーシプール」の概要
・高純度化学薬品（危険物・毒劇物）の留置許可（タンクセミトレーラー32台分）
・経験豊富な作業スタッフによる同工場への納入（充填）作業実施可能
「東広島ロジスティクスセンター」の概要
・竣工：2022年12月
・半導体部材倉庫：約3,800坪