この商品は以下のキーワードに興味のあるお客様におすすめです
近年、災害や事故のみならず、パンデミックなど、予期せぬ緊急事態が増えており、リスクヘッジを図るお客様も増えています。このようなニーズにお応えするため、日本通運では、2020年春に、BCP(事業継続計画)対策に大きく繋がる輸送サービス、「BCP PACK」をリリースしました。
「BCP PACK」では、貨物量の増加で混雑する東京港への入港を避けて、名古屋・博多港などに入港します。そしてその後、鉄道や内航船を活用して関東・東北エリアまで輸送を行うことで、配達先までの輸入貨物を安定的に供給する仕組みです。
輸出入の拠点として混雑しがちな東京港。コンテナ積載の待ち時間がかかることは平常時でも懸念されますが、東京で大規模なイベントが行われる際には、さらなる混雑が予想されます。また災害時には、柔軟な輸送手段がないと心配される声もあり、このような課題を解決するために提供しているサービスが、BCP PACKになります。
※BCPとは、災害や事故の発生により企業活動が寸断される事態になった際に、重要業務への影響を最小限に抑制し、早期復旧を行うための行動計画、経営方針のことを指します。
BPC PACKでは、物流を止めないことを大前提としてしています。以下ではどのような特徴があるのか、具体的に見ていきましょう。
輸入貨物が集中する京浜港を回避し、名古屋港や博多港などを経由します。各港からは、鉄道や内航船を活用し、西日本から関東・東北エリアまで輸送します。
ドライバー不足により、ドレージ業者の価格は上がっていますが、BCP PACKなら京浜港からの長距離ドレージを回避できるので、余計なコストがかかりません。
荷揚げ港を東京港にこだわらないことで、他の港の利便性を活用できます。例えばアジア各国発の輸送の場合、配達までのリードタイム短縮につながります。
非常時のBCP対応に貢献できます。東京で世界的な大イベントが開催される際の懸念、課題も、解決できます。
※東京で世界的な大イベントが開催される際、競技会場と港湾エリアが近接しており、臨海部で3割以上の移動時間の遅れ、また首都高の渋滞が現況の2倍近くになるといわれています。
港から陸路に引き継ぐ際、鉄道コンテナ、トラックごとに、配達の仕分けも対応できます。
各港から、お客様近郊の港またはJR貨物駅経由にて輸送し、期間は1週間前後です。
名古屋港から宮崎県までは6~7日間、福島県、山形県、岩手県までは7~8日間で輸送します。
博多港から埼玉県、千葉県、神奈川県、東京都までは5~7日間、群馬県、栃木県、茨城県までは6~8日間で輸送します。
スピードをさらに重視した商品、輸送効率化を重視した商品など、BCP PACKの様々なサービスをご用意しています。
中国華東地区から12フィートコンテナを利用し、蘇州下関フェリー(SSF)による下関港までの海上輸送と下関からの鉄道輸送を組み合わせた東日本エリア向けを中心とした配送スピード重視の輸送商品です。近年の大規模災害など、非常時の輸送対策に加え、主要港での運行回避が可能になります。
【サービスの特長】
貨物量の増加で混雑する東京港への入港を避け、大阪港・博多港を利用し荷揚港の倉庫で配送先ごとに仕分けを行った後、鉄道コンテナへ積み替えて指定先(店舗など)まで配送を行う輸送商品です。
BCP対策に加え、国内配送の輸送効率化も併せて実現することのできるサービスです。
【サービスの特長】
東京港の混雑を懸念、またはBCP対策を強化されている企業様は、ぜひ当商品をご検討ください。
日本通運㈱国際海運統括部 事業戦略グループ