この商品は以下のキーワードに興味のあるお客様におすすめです
現在、北米への輸送が非常に遅延しており、多くのお客様が悩まれています。特に、北米西海岸の混雑が悪化しており、現地の鉄道ターミナルには多くのコンテナが滞貨し、配達が大幅に遅延しているという状態です。これは、米国消費需要は旺盛で消費財の品薄状態が慢性化しているのに対し、販売機会を喪失している状態といえます。
そこで日本通運は、メキシコ経由で北米への輸送を実現する新サービス“BCP Pack U.S.A. via Mexico”をリリース。横浜港から海路を辿り、メキシコの自社運営の倉庫を利用、米国すべてのエリアをカバーするNX一貫輸送サービスです。
まず、お預かりした貨物を、日本の横浜港から海路でメキシコのマンザニーロに輸送します。メキシコ到着後、自社運営のサンルイスポトシ(SLP)倉庫にて、コンテナをトレーラーに積み替え、そのまま陸路で北米に輸送、目的地までお届けします。現在、北米西岸を除く全域(およびカナダの一部)に配送が可能です。
現地の日系企業で、自社運営倉庫を有しているのは日本通運のみ。メキシコにおいても日本通運の管理下で、お客様の貨物を取り扱うので安心です。
ではリードタイムやコストについても、見ていきましょう。
上記図解のとおり、従来主流であった、北米西海岸での鉄道やトレーラーを使った輸送よりも、BCP Service via Mexicoの方が、大幅にリードタイムを削減できます。横浜港からお客様の貨物を北米(メキシコ経由)に発送すると、35日程度で届くことになります。
北米西海岸の港のスペースや、港から内陸までの輸送、コンテナ等、どれを取っても需要過多で、運賃は爆発的な高騰が続いています。例えば、コロナ前1,500~2,000ドル程度だった区間も、6,000ドル~1万ドル程度と3~5倍になっているという事実があります。
BCP Pack U.S.A. via Mexicoでは、コスト面において3つのメリットがあります。
コンテナ1本=1インボイス=1B/L(※)という、誰もが一目で理解できる状態、誰もが管理できる状態を作ることが効率的という考え方のルールを設け、手間の削減や現地での通関手続きの簡素化を実現しました。それにより作業時間が短縮となり、リードタイム短縮へと繋がっております。
その他、下記の通りコントロールさせていただくことで、お客様の大切な貨物を、BCP Pack U.S.A. via Mexicoにて、北米に輸送いたします。
※B/Lとは国際海上輸送において、荷主と運送人との間で運送契約を結んだことを証明する書類。契約に基づいて運送人が発行します。
地元ニュースによりますと、北米西海岸の港では、2022年に大規模な港湾ストが予定されています。現在よりもさらに、港の混雑、コンテナ不足は続き、北米現地での配送の大幅な遅延は、当面、解消の見込みがないといえます。
ぜひ、日本通運のBCP Pack U.S.A. via Mexicoでの配送手配を、お早めにご依頼ください。
関東・甲信越ブロック フォワーディングビジネスユニット国際海運統括部 営業企画G