自動車部品物流のノウハウが凝縮された倉庫「苅田マルチロジスティクスセンター」
精密部品やその他商品のお取り扱いも可能

この商品は以下のキーワードに興味のあるお客様におすすめです

九州北部に位置する苅田エリアは、自動車関連産業の一大集積地となっています。

このエリアに位置する苅田MLC(かんだマルチロジスティクスセンター)は、自動車関連のビジネスを扱うお客様に向けて、部品類の一時保管や、自動車メーカー工場へのJIT(ジャストインタイム)の納品を目的とした、門前倉庫として竣工されました。

そのため、各セットメーカー様の要件に応じたスムーズな納入体制の構築や、納品要件に合致した細やかなオペレーションの提供、さらに国内のみならず国際間の効率的な輸送など、自動車部品の物流において、セットメーカー様各社との取引実績を基にした数々のソリューションをご用意しています。

また、これらのノウハウを基に、自動車部品以外の精密部品やその他の商品についてもサービスを提供し、多彩な業界のお客様にご利用いただいています。

JIT倉庫オペレーションによる効率化とコスト削減

物流におけるJIT(ジャストインタイム)とは、英語の「Just in time=時間通り」 のとおり、「必要なものを、必要な時に、必要な量だけ配送する物流の仕組み」のことです。

苅田MLCではこのJITの仕組みを実現させるため、保管や梱包はもちろん、組み立て作業や検査業務まで代行することによって、お客様の幅広い要望を迅速に対応しています。

また今まで培ったノウハウを活かし、必要な量のみを出荷することで在庫を最小限に圧縮したり、倉庫管理システムのデータを活用し、在庫回転率の向上や車両積載率の改善を図ったりするなど、物流全体の効率化でコストを大きく削減することにも繋げられています。

特に、当社のインターネット対応型倉庫管理システムを活用いただくと、全国どこからでもネット経由で容易にシステムへアクセスし、直接在庫状況を閲覧することが可能です。

倉庫管理システムと当社のサービスを組み合わせてお客様がどのように利用されているのか、実例として2件紹介させていただきます。

事例1:自動車部品在庫の最適なコスト管理

自動車部品を取り扱われているお客様は、中国から部品を40フィート海上コンテナで輸入し、50~100本ほどをコンテナ状態のままで保管されています。保管場所は、①門司港のコンテナヤード、②苅田MLCのコンテナヤード、③苅田MLCの倉庫内、の3つになりますが、それぞれのスペースには限りがありコスト調整も必要になります。

そのため倉庫管理システムを活用して保管場所を変えたり、必要な製品のみをオンタイムで出荷したりして、在庫管理における適正なコスト管理を行っています。

事例2:精密機器の出荷作業や配送を効率化

倉庫管理システムでは入出荷情報の詳細が分かるので、ロットサイズが異なる製品を、出荷の頻度別に分類して配置し、効率的な倉庫オペレーションを実現することができます。

精密機器を保管されているお客様の事例では、出荷ボリュームごとに最適な車両を手配することに加えて、お客様から提供される出荷データをもとにミルクラン集荷を行うことで、車両の効率的な稼働や車両自体の積載率の向上を図っています。

苅田MLCの3大特長 

苅田地区は、東九州自動車道のインターチェンジや、北九州空港、苅田港や門司港に近く、陸海空の複合的な物流インフラが整備されたエリアです。

このような場所に立地する、当センターならではの特長を順番に見ていきましょう。

その1  お客様ニーズにこだわった倉庫の設備

各自動車メーカー様の、多品種少量生産の納入オーダーへ柔軟に対応するため、倉庫内外においてこれまで培ってきた自動車物流特有のノウハウを凝縮しています。

その2  苅田エリアで唯一コンテナヤードを敷地内に併設

敷地内には、40ftの海上コンテナや31ftのJRコンテナの積み下ろしができるよう、大型コンテナを吊り上げることが可能なリーチスタッカーを配置しています。そのため実入りのまま、40ftコンテナで100個相当のボリュームを専用の置き場で保管することができます。これにより、到着の都度、コンテナから全量を積み下ろすことなく、必要な時に必要な分だけを、コンテナから取り出して使用することができます。

また、商品を使用しなくなった場合は、コンテナヤードにコンテナのままで保管することができます。港湾地区での保管料に比べ、当倉庫では安価な料金で保管できるので、コストの削減につなげることができます。

尚、苅田MLCは、エリア内で唯一、コンテナヤードを併設した倉庫であることもポイントです。

その3  積載率・回転率を重視した輸送方法

小ロットの物を個別に輸送した場合、時間やコストが大きく膨らんでしまいます。

そのため、さまざまなサプライヤーの商品を1台の車両に積み込み、納品先を廻る中で順次取り卸しを行う「ミルクラン方式」で配送し、輸送効率の向上に取り組んでいます。例えば、N自動車九州様、T自動車九州様、D九州様、それぞれの貨物を1台のトラックにまとめて搭載し、日々それぞれのデポへ納入後、そのまま空容器を回収するといった業務を行っています。

また広域輸送においては、日本各地から納品のために集まってくるJRコンテナやトラックに対し、復路便に積み込みを行なうことで、往路のみの輸送と比較した場合のコストの低減を図っています。

北部九州には、N自動車九州様、N車体九州様、T自動車九州様、D九州様の4つの自動車メーカーが立地し、年間で154万台の生産能力があります。また、九州島内では、1,000社を超える自動車関連企業が集まっており、日本を代表する自動車の一大生産拠点となっています。

「苅田MLC」では、当社ならではの、世界各国の物流センターや陸・海・空の各種輸送モードを活用することはもちろん、苅田MLCをハブとした効率の高いモノの流れや、お客様のニーズに合わせた様々なサービスを実施しています。

九州にて自動車関連の部品を取り扱うお客様はもちろん、精密機器や電子部品といった繊細な商品を扱われるお客様につきましては、物流のさらなる改善のため、是非当社にご相談下さい。

輸入から倉庫管理、国内配送、納品先搬入、設置までの一貫作業のノウハウと実績を基に、最適なソリューションをご提案させていただきます。

関連情報

コスト低減と効率化を追求する自動車部品物流の高機能ソリューション

https://www.nittsu.co.jp/v-site/22.html

掲載組織名

日本通運㈱ 福岡支店 九州営業部

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