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物流ABC

<読み>ぶつりゅうABC

物流コストを管理する手法の一つで、ABC(Activity Based Costing)は「活動基準原価計算」と訳されています。物流の活動ごとに原価を計算することで、例えば梱包を1箱するのにコストがいくらかかったなどが把握できるため、コスト管理手法として最近非常に注目されています。

従来、物流コストは支払運賃がいくらかかったかといった投入要素別の原価計算が用いられていたため、これまでは支払い運賃を下げるよう運送会社と交渉することしかコスト削減の方法はありませんでした。

活動原価別によるABCは、ピッキング・検品・梱包・値札付けなど個々の作業ごとにコストを明らかにするもので、方法はこうした作業内容(アクティビティ)別に「単価」と「処理量」に分解していきます。単価により、一つの活動によりどの位コストや時間がかかったかがわかり、これによりピーク時に作業員を何人用意すれば良いかなどのデータが算出できます。

また活動ごとに物流コストが分かるということで、コストの発生源が特定でき、その責任を負うべき部門を明らかにすることもできるようになります。

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