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店着価格制
<読み>てんちゃくかかくせい
店着価格制とは、商品価格と運賃が一体となって、店舗への納品価格となっている価格決定方式を指します。物流費用が商品価格に包含されているため、輸送サービスを高度化しても物流効率化のインセンティブが働かない、あるいは物流効率化に制約を与える要件となっており、こうした取引条件(商慣行)を見直す必要があると指摘されています。
見直しの方法として、物流費用を分離表示すること、物流コストの会計基準を策定することなどが挙げられています。さらに、店着価格制の前提となる建値・希望小売価格制があります。これは、流通段階の利潤を見込んで最終小売価格をメーカーが決める制度です。